J1は1試合が行われ、浦和はC大阪に1―1と引き分けた。後半38分に途中出場した元日本代表MF原口元気(33)のアシストからMF渡辺凌磨(28)が決めて同点に。敗れればJ2降格圏へ転落していた下位対決で、ドローに持ち込んだ。C大阪は暫定1…

 J1は1試合が行われ、浦和はC大阪に1―1と引き分けた。後半38分に途中出場した元日本代表MF原口元気(33)のアシストからMF渡辺凌磨(28)が決めて同点に。敗れればJ2降格圏へ転落していた下位対決で、ドローに持ち込んだ。C大阪は暫定18位と降格圏から抜け出すことはできなかった。

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  苦しい展開を途中出場の選手たちが変えた。前半2分の失点が重くのしかかり、焦りもにじむ後半38分。右サイドからのクロスを途中出場のMF原口がわずかにコースを変え、同じく途中出場のMF渡辺が押し込んだ。J1屈指の選手層が、やっと勝ち点につながった。

 直近2試合は1勝1分けで、日本代表ウィークによる約2週間の調整も経て、スコルジャ監督(53)は「パフォーマンスが上がってきていると思いますので、この試合を勝ちにいきたい」と語っていたが、前半は流れをつかめず。しかし元日本代表MF中島翔哉(30)や渡辺、そして原口ら、交代選手が反撃の流れを作り出した。

 Jリーグの移籍期限最終日となった27日にはFW前田直輝が広島、MF本間至恩がC大阪へ移籍。獲得を目指したトルコ代表FWトスンは破談に終わったが、それでも戦力的には下位に沈んでいいチームではない。勝ち点1は持ち帰ることになったが、苦しい戦いが続く。