0-0の7回無死から右越えソロ「金村が粘って粘って投げていたので」■日本ハム 2ー0 西武(28日・ベルーナドーム) 日本ハムの清宮幸太郎内野手が28日、ベルーナドームで行われた西武との開幕戦で決勝の1号ソロを放った。試合後には“AIの予言…
0-0の7回無死から右越えソロ「金村が粘って粘って投げていたので」
■日本ハム 2ー0 西武(28日・ベルーナドーム)
日本ハムの清宮幸太郎内野手が28日、ベルーナドームで行われた西武との開幕戦で決勝の1号ソロを放った。試合後には“AIの予言通り”だったという衝撃エピソードを披露した。
清宮幸らしい、美しいアーチだった。両軍無得点の7回無死、今井の初球の直球を振り抜くと、打球は右翼席中段へと達した。8年目で自身初の開幕戦アーチ。昨季は故障で出遅れたが、今季は好発進に「金村が粘って粘って投げてくれていたので」と頼もしく振り返った。と同時に、決戦前の秘話を明かした。
「試合前にロッカーで誰かがチャットGPTに今日の展望を聞いたら、僕が中盤に本塁打を打つと言っていて、ちょっと鳥肌が立ちました。ベンチのみんなも知っていたので『AIすげえ』みたいな感じでした。ビックリしました、面白かったです」
人工知能チャットボットで生成AIの一種であるチャットGPT。その“予言通り”の一発が飛び出した。試合展開を尋ねたのはこの日が初めてだったという。こうなると29日も聞きたくなるものかと思いきや「ちょっと怖いですよね。打てないって言われたら寂しいので」と笑った。なお勝敗予想は3-1で日本ハムの勝利だったそうで、点数は惜しくも外れとなった。
2年ぶりの開幕スタメンに名を連ね、一振りでチームを勝利に導いた。「明日は明日でまた違う日なので、切り替えて、いい準備をするだけ。それだけをしっかり大切にやれればと思います」と表情を引き締めた背番号21。初戦から牽引した姿が頼もしかった。(町田利衣 / Rie Machida)