NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25ディビジョン1 第13節(交流戦)2025年3月30日(日)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)リコーブラックラムズ東京 vs コベルコ神戸スティーラーズリコーブラックラムズ東京(D1 カ…
NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
ディビジョン1 第13節(交流戦)
2025年3月30日(日)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs コベルコ神戸スティーラーズ
リコーブラックラムズ東京(D1 カンファレンスB)
TJにも聞く、対戦相手にも聞く、“聞く力”の大切さを知るリコーブラックラムズ東京の高橋敏也選手
リコーブラックラムズ東京のスクラムハーフ、高橋敏也が今季メンバー入りした試合は11試合。うち先発出場は1回。残り10回はリザーブであり、実際にグラウンドに立ったのは3試合。合計のプレータイムは79分と、1試合ぶんにも満たない。
この現状について、高橋は正直な気持ちを口にした。「ピッチに立って、応援してくれている人たちに僕のプレーを見てもらうことを目指しています。だからもちろん、悔しい気持ちはある」。
そして、「でも」と切り出し、続けた。
「そこは、僕がどうこうできる問題ではありません。出場したときには自分のパフォーマンスを出せるように。TJ(・ペレナラ)と入替したときに遜色なく、自分の持ち味を出せるように。その意識を大事にしながら、毎週練習しています」
現在の課題は、フォワードのコントロール力にある。先発出場、かつフル出場を続けるペレナラの強みは「9番からのムーブで、フォワードに対して良い勢いをもたせられるようなテンポを出せること。自分もオプションとなりながら、周りのフォワードを使うこと」。だからこそ「良いお手本がチームにいます。レベルアップしたい」と伸びシロを前向きに捉える。
見て学ぶ。聞いて学ぶ。「TJにも普通に質問します」と笑った高橋。聞くことを恐れないスタンスは、かつてのニュージーランド留学時に培われた。
「ハリケーンズに行ったときに、『聞く』というアクションを起こしたら、みんなイヤな顔をせずに教えてくれました。だから積極的にいろんな人に聞きに行ったほうが学べるな、と思って」
以降、教えてほしいことがあるときには「躊躇せず聞きに行くようになった」という。
今節の対戦相手は、コベルコ神戸スティーラーズ。第6節の対戦時には、試合後同じポジションの日和佐篤の下へ出向き、質問をする動画が話題となった。
「フォワードの使い方、ラック周りの動き方が日和佐さんはすごく上手。どういう見方をしているのか知りたかったので、伺いました」
見て、聞いて、学ぶ。実践して、失敗を繰り返す。それがレベルアップに必要不可欠なルートだと心得て。
「練習でも試合でも、自分のパフォーマンスを出し続けます」
第13節のキックオフは3月30日(日)14時30分。秩父宮ラグビー場でのホストゲーム2連戦、その1試合目に挑む。
(原田友莉子)