惜しくも準決勝で敗れた健大高崎だが、155キロ右腕・石垣 元気投手(3年)は着実に進化を見せた今大会だった。登板3試合の最速はいずれも150キロオーバー、さらに平均球速も150キロ超え。左脇腹で万全ではないとはいえ、オフでのトレーニング、フ…

惜しくも準決勝で敗れた健大高崎だが、155キロ右腕・石垣 元気投手(3年)は着実に進化を見せた今大会だった。登板3試合の最速はいずれも150キロオーバー、さらに平均球速も150キロ超え。左脇腹で万全ではないとはいえ、オフでのトレーニング、フォーム固めが着実に実を結んでいるのが分かった。

 7回を投げ、11奪三振と三振も奪えている。オフから取り組んできた130キロ後半のスプリット、130キロ前半のスライダー、110キロ台のカーブの精度と昨秋と比べてレベルアップしている。乱調だったのは横浜戦の5回裏だけだった。コンビネーションなど課題は残ったが、さらなる進化を予感させる内容だった。

 夏では先発、リリーフでも無双した投球が期待される。