NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25ディビジョン1 第13節(交流戦)2025年3月30日(日)13:00 大和ハウス プレミストドーム (北海道)東芝ブレイブルーパス東京 vs 三重ホ…
NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
ディビジョン1 第13節(交流戦)
2025年3月30日(日)13:00 大和ハウス プレミストドーム (北海道)
東芝ブレイブルーパス東京 vs 三重ホンダヒート
東芝ブレイブルーパス東京(D1 カンファレンスA)
東芝ブレイブルーパス東京の豊島翔平選手。「BL東京は見ていてワクワクするようなアタックにこだわっているので、ワクワクしていただければ」
東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は3月30日、北海道札幌市の大和ハウス プレミストドームで三重ホンダヒート(以下、三重H)と対戦する。
BL東京は前節で埼玉パナソニックワイルドナイツを42対31で破り、ディビジョン1の首位に浮上した。その試合で今季初出場を果たしたのが在籍13年のベテラン、豊島翔平だった。
抜群のスピードと切れ味鋭いステップが魅力の豊島は、7人制日本代表としてリオデジャネイロ五輪の4位入賞に貢献。36歳となったいまも、キレのある動きで観る者を魅了している。
そんな豊島に年齢を重ねても衰えない身体能力について聞くと、頼もしい答えが返ってきた。
「ベテランだからといって何かを変えたことは一切ありません。ベテランだから練習の一部を抜く……ということをしていないことが、コンディションを維持できている要因の一つだと思います。体の変化は感じていません」
日々の練習を取材していて、いまのBL東京の強さはベテランたちの練習姿勢にあると感じている。チーム最年長、38歳のアニセ サムエラは試合と同じく練習でも体を張り、豊島と東海大学時代からの同期であるリーチ マイケルと三上正貴は練習メニュー間の移動でも先頭を走る。36歳の森太志は高い集中力でチームのレベルを引き上げる。彼らのそうした姿勢が、クラブの歴史と強化をつないでいるのだ。
今節で2試合連続のメンバー入りとなった豊島は、三重Hについて「すごいスキルをもっている選手が多いですし、チームとしての組織の強さもあります」と警戒し、「僕らがやることは何も変わらず、一つひとつのスキルを細かくやっていきながら、モメンタム(勢い)を維持してアタック、ディフェンスをしていきます」と表情を引き締めた。
北海道のファンに向けて「BL東京は見ていてワクワクするようなアタックにこだわっているので、ワクワクしていただければ」と笑顔を見せた豊島。キレキレのランを繰り出す“フレッシュなベテラン”の活躍にも注目してほしい。
(安実剛士)