巨人の今季開幕戦、28日・ヤクルト戦(東京D)で、サッカー日本代表の森保一監督(56)が始球式を行った。 スタンドから大拍手を浴びた森保監督はヤクルトの左打者・西川に対し、右上にノーバウンドの投球を見せた。「伝統ある巨人軍、プロ野球の開幕…

 巨人の今季開幕戦、28日・ヤクルト戦(東京D)で、サッカー日本代表の森保一監督(56)が始球式を行った。

 スタンドから大拍手を浴びた森保監督はヤクルトの左打者・西川に対し、右上にノーバウンドの投球を見せた。「伝統ある巨人軍、プロ野球の開幕戦に呼んでいただき、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。ボールになってしまったが、楽しめて良かった。(自己採点は)80点。前回(2年前のWBCの時)よりスピードが上がったみたい。こんなに緊張することはない。子どもの頃、サッカー選手になる前はプロ野球選手になりたい、巨人の選手になりたいと思っていた。来させていただき、感激です」と笑顔で話した。

 背番号は2026年W杯に向け「26番」を着用。「私にとって(巨人の26)は西本(聖)さん、内海(哲也)さんのイメージです」と語った。

 森保監督にとっても、父が巨人ファンだったことから、小学5年生まではプロ野球選手になり、巨人に入団する夢を持っていたという思い入れのある球団だ。2年前の2023年3月9日にはWBC1次ラウンド・日本―中国戦(東京D)でも始球式を務めていた。

 サッカー日本代表は20日、アジア最終予選のバーレーン戦に2―0で勝利し、日本史上最速となる3試合を残してW杯、26年北中米大会への出場を決めた。25日のサウジアラビア戦(0△0)を終えて、6勝2分けと無敗。6月には敵地・オーストラリア戦(5日)、国内でインドネシア戦(10日・パナスタ)が控える。