ジョコビッチ、史上最年長37歳10か月でATPマスターズ1000準決勝進出 現地3月27日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)シングルス準々決勝が行われ、第4シー…

ジョコビッチ、史上最年長37歳10か月でATPマスターズ1000準決勝進出
現地3月27日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)シングルス準々決勝が行われ、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク5位)は第24シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ/同25位)を6-3,7-6(4)で下し、ベスト4入り。1990年以降、37歳10か月でのATPマスターズ1000準決勝進出は、ロジャー・フェデラー(スイス)を抜いて史上最年長となった。

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37歳のジョコビッチは、今年最初のグランドスラムとなった全豪オープンで準決勝に進むも、左太ももの肉離れにより棄権。その後、休養を経てツアーに戻ったものの、ATP500ドーハ、ATPマスターズ1000インディアンウェルズと初戦敗退を喫している。

今大会は、6年ぶり14度目の出場。2回戦から登場し、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア/同86位)を6-0,7-6(1)で下し、約2か月ぶりの白星。3回戦ではカミロ・ウーゴ・カラベリ(アルゼンチン/同65位)を6-1,7-6(1)、4回戦では第15シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同16位)を6-2,6-2で下して準々決勝に進んでいる。

この日は、2年2か月ぶりにコルダと対戦。第1セット、互いにブレークポイントがないままサービスキープが続いたが、第8ゲームでコルダのストロークが乱れてジョコビッチがブレークに成功。第7ゲームから12連続ポイントを奪って、そのまま6-3でセットを奪った。

第2セット、コルダの攻撃がはまって第2ゲームでこの試合初めてのブレークを許したジョコビッチだが、一気に崩れることなくその後はサービスキープをしてチャンスを待つ。3-5ではコルダの好サーブに食らいつき、ラリー戦を制してブレークバック。もつれたタイブレークでも1度のミニブレークを活かし、最後はこの試合で安定感のあったサーブでエースを奪って、ストレートでコルダを退けた。

3回戦のウーゴ・カラベリ戦を勝利したことで、ラファエル・ナダル(スペイン)を抜き、ATPマスターズ1000で最多マッチ411勝を挙げたジョコビッチ。この試合を勝利したことで、1990年以降のATPマスターズ1000準決勝進出者における最年長記録だったフェデラー(37歳7か月)を抜いて、37歳10か月に更新し、また新たな記録を作った。

同大会最多7度目のタイトル獲得を狙うジョコビッチは、準決勝で第14シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同15位)と対戦。直接対決ではジョコビッチの12勝1敗で、2013年全仏オープンから10連勝中としている。

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