「選抜高校野球・準決勝、智弁和歌山5-0浦和実」(28日、甲子園球場) 初出場で快進撃を続けてきた浦和実が敗退。決勝進出はならなかった。 今大会18イニング無失点だった左腕、エース石戸が三回までに5失点。主導権を握られると、反撃もさせても…
「選抜高校野球・準決勝、智弁和歌山5-0浦和実」(28日、甲子園球場)
初出場で快進撃を続けてきた浦和実が敗退。決勝進出はならなかった。
今大会18イニング無失点だった左腕、エース石戸が三回までに5失点。主導権を握られると、反撃もさせてもらえなかった。
石戸は「前半に点を取られてしまって、そのままの流れでいってしまった。調子はそこまで悪くなかったですけど、ちょっと甘いところに入るだけで打たれたので反省です」と、相手打線に脱帽した。
それでも、それでも四回以降は立ち直り、得点を許さず。智弁和歌山・中谷監督も「やっぱり難しいピッチャーでした。あの独特なフォーム、配球も的を絞らせないバッテリーだった」と振り返った。
初出場で4強の快進撃。甲子園を去る際にはスタンドから大きな拍手を浴びた。石戸は「当初の目標がベスト8だったので胸を張って帰って良いと思う」と充実の表情。終われる立場となる夏へ向けて、「対策はされると思う。対策を上回る成長で埼玉の強豪を倒したい。智弁和歌山さんのような打力が素晴らしいチームに勝てる投手になって帰ってきたい」とうなずいた。