ハリウッド俳優ロブ・ロウは颯爽と帰路へ「いい感じだ」【MLB】ドジャース 5ー4 タイガース(日本時間28日・ロサンゼルス) 役者が違った。ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地で行われたタイガースとの米国開幕戦に「1番…

ハリウッド俳優ロブ・ロウは颯爽と帰路へ「いい感じだ」

【MLB】ドジャース 5ー4 タイガース(日本時間28日・ロサンゼルス)

 役者が違った。ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地で行われたタイガースとの米国開幕戦に「1番・指名打者」で先発出場。1点リードの7回に2試合連発となる2号ソロを放ち、チームの開幕3連勝に貢献した。

「いいところで打てたと思います。(試合前に)セレモニーをして、特別な開幕戦の中で1試合目を取れたのは大きいと思います」

 軽打でもスタンドまで運んだ。3番手右腕ハニフィーの外角シンカーにバットを合わせた。左翼最前列へ飛び込む2号ソロ。開幕3戦2発と早くも量産態勢に入った。

「本当にシンプルに、ストライクを振っていくっていうところで考えて。四球でもいいですし、ボール球をしっかり見送れればいいかなと思ってました」

 逆方向へ運んだ一発のバットスピードは74.8マイル(約120.4キロ)だった。昨季記録した自身の平均76.3マイル(約122.8キロ)より1.5マイル(約2.4キロ)遅いスイングスピード。3回の右前打で記録した79.5マイル(約127.9キロ)よりも遅かったが、それでも打球をスタンドインさせた。

 昨季は34インチ(約86.4センチ)のバットを使用していたが、今季は34.5インチ(約87.6センチ)とメジャーでも異例の35インチ(約88.9センチ)の長いバットを併用する。

「もっともっといいバッティングを求める中でこっちの方がいいんじゃないかと思ったら変えますし、短い方がいいんじゃないかと思ったら、それに対応していければいいんじゃないかと思います」

 バットが長くなれば、遠心力でヘッドが走り、より飛距離が期待できる。軽打での一発は“長尺バット”と無関係でないだろう。

 大谷の取材前、バックネット裏で観戦していたハリウッドの俳優ロブ・ロウとすれ違った。「元気かい? (私は)いい感じだ!」。笑顔を振りまき、颯爽と帰路へ。“推し”のドジャースが逆転勝ちしたとあって、ご機嫌の様子だった。(小谷真弥 / Masaya Kotani)