◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 初日(27日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6661yd(パー72)馬場咲希にとってルーキーシーズンの2戦目、米本土での最初の試合は思わぬ一打か…

◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 初日(27日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6661yd(パー72)
馬場咲希にとってルーキーシーズンの2戦目、米本土での最初の試合は思わぬ一打から始まった。朝イチの10番(パー3)のティショットはグリーンを大きくショート。ボールはバンカーよりも手前に落ち、「ミスヒットです。クラブ(選択)は合ってた。30ydくらい届かなくて、さすがにちょっとショック…」と振り返りながら苦笑いが漏れる。
手痛いボギースタートにも「まだ17ホールある」と簡単には下を向かない。すぐ2連続バーディを取り返し、16番からも再び2連続。368ydで短めのパー4となる16番は練習ラウンドの時から1Wか3Wで攻めていくと決めていた。3Wで右サイドのバンカーを越えていくアグレッシブなラインに飛ばし、54度のウェッジショットでピンに絡めた。

直前2ホールはしっかりラインを読めていたミドルパットが、下りのスピードを警戒してわずかにショート。悔しさをのみ込み、16番は短い距離を丁寧に決めきった。
午前組では最も遅いスタートで、後半は風も吹き始める中で我慢の展開を強いられた。「でも、自分の問題。ショットの悪いところが出てきてしまった」。ロングレンジから微妙なパーパットを残すシーンが増えても、最初の10番を除いてボギーをたたかなかった。
予選同組のジェニー・ベーは、昨年下部エプソンツアーでも一緒に戦っていた選手。「しびれるラウンドではあったと思うんですけど、話しながら楽しくできたと思います。(ゴルフの)内容は置いておいて…」と笑ったものの、4アンダー30位でまずまずの位置につけて滑り出した。(アリゾナ州チャンドラー/亀山泰宏)