男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は日本時間28日(現地27日)、シングルス準々決勝が行われ、第3シードのT・フリッツ(アメリカ)が第29シードのM・ベレッティーニ(イタリア)を7-5, 6-7 …

男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は日本時間28日(現地27日)、シングルス準々決勝が行われ、第3シードのT・フリッツ(アメリカ)が第29シードのM・ベレッティーニ(イタリア)を7-5, 6-7 (7-9), 7-5のフルセットの激闘の末に下し、初のベスト4進出を果たした。フリッツは試合後「僕のせいではないと自分に言い聞かせ、イライラしないようにしていた」と語った。
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27歳で世界ランク4位のフリッツが同大会に出場するのは5年連続9度目。最高成績は2023年のベスト8となっていた。
今大会は初戦の2回戦で世界ランク38位のL・ソネゴ(イタリア)、3回戦で第27シードのⅮ・シャポバロフ、4回戦で同89位のA・ウォルトン(オーストラリア)を下し準々決勝に駒を進めた。
28歳で世界ランク30位のベレッティーニとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、序盤で両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた終盤の第12ゲームでフリッツはセットポイントとなるブレークポイントを握ると、これをものにし2度目のブレークを果たして先行する。
続く第2セット、両者キープを続けこのセットも終盤までもつれる展開に。フリッツは第12ゲームで2度のマッチポイントを握るもこれをしのがれると、その後のタイブレークではさらに4度のマッチポイントを逃がし、逆にベレッティーニに1チャンスをものにされ1セットオールに追いつかれる。
それでもファイナルセット、フリッツは気持ちを切らさず、サービス時に77パーセントの確率でポイントを獲得しキープを続けると、終盤の第11ゲームで値千金のブレークに成功。最後は第12ゲームをキープし2時間44分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにマッチポイントを6本逃しながらも勝利を掴んだフリッツのコメントを掲載している。
「大変だった。彼(ベレッティーニ)は良いプレーをしたし、僕のせいではないと自分に言い聞かせ、イライラしないようにしていた」
「選択肢は2つ。イライラして負け、逃したチャンスにさらにイライラするか、立ち直って勝つかだ。今晩は眠れるし、逃したチャンスにそれほど腹を立てることはないね」
勝利したフリッツは準決勝で世界ランク54位のJ・メンシク(チェコ)と対戦する。メンシクは準々決勝で第17シードのA・フィス(フランス)を下しての勝ち上がり。
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