本拠地での開幕戦で“大役”…ウィルソン監督を相手に速球を投じた【MLB】マリナーズ 4ー2 アスレチックス(日本時間28日・シアトル) マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が27日(日本時間28日)、本拠地で行…

本拠地での開幕戦で“大役”…ウィルソン監督を相手に速球を投じた

【MLB】マリナーズ 4ー2 アスレチックス(日本時間28日・シアトル)

 マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が27日(日本時間28日)、本拠地で行われたアスレチックスとの開幕戦で始球式を行った。84マイル(約135キロ)の速球を投げ込み、球場は大歓声に包まれた。

 イチロー氏は上下マリナーズのユニホームを着て登場。かつてのチームメートで元捕手のダン・ウィルソン監督に対して1球を投じた。投球は高めに外れたが、本拠地に大歓声が響き渡った。

 2020年の本拠地開幕戦でも始球式を行うことが予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。2022年4月15日(同16日)の本拠地アストロズ戦では、捕手役を務めた愛弟子のフリオ・ロドリゲス外野手に低めに伸びのあるボールを投じ、大喝采を浴びていた。

 イチロー氏は今年1月、野手史上最高となる99.7%を集め、資格1年目にして、アジア勢初となる米野球殿堂入りを果たした。現役時代に14シーズンで在籍したマリナーズでは通算2542安打、7907打数、79三塁打、438盗塁などで球団記録を収め、2021年に球団の殿堂入りも果たしている。

 7月27日(同28日)にはクーパーズタウンで米野球殿堂入り表彰の式典を控えている。マリナーズは殿堂入りが決まり、背番号「51」を永久欠番とすることを発表していた。(Full-Count編集部)