バタフライのブランドで卓球用品の製造や販売を手掛けるタマス社は27日、製造拠点を持つ埼玉・所沢市のやなぎ児童館で体験教室を実施した。児童館に通う小学1年~5年の男女約40人が参加し、2組に分かれてラリー体験とラケット製作を行った。小学4年…
バタフライのブランドで卓球用品の製造や販売を手掛けるタマス社は27日、製造拠点を持つ埼玉・所沢市のやなぎ児童館で体験教室を実施した。児童館に通う小学1年~5年の男女約40人が参加し、2組に分かれてラリー体験とラケット製作を行った。小学4年の男児は「パリオリンピックを(中継で)見ていた。選手が打つ球がすごく速かった。(ラリー体験で)狙ったところに打てるようになった。ラケット作りも楽しかった」と笑顔を見せた。
タマス社は2023年11月に秋田県で子供向けの体験企画を始め、年に約10度、社員が全国各地に出向いてイベントを開催してきた。今回は競技会で使用するものより約5センチ低く、安全性を考慮して角が丸みを帯びている子供向けの卓球台を2台寄贈した。これまで児童館では一般的な台が置かれ、毎週土曜日午後を「卓球の日」に設定。ラリーで2、3球続く児童も多く、小学3年の男児は「速い球を打てるようになった」と明かした。
ラリー体験のほかに、別の部屋では、一般のラケットより軽量で小ぶりなミニラケットにイラストを入れるなどデザインにチャレンジ。小学3年の男児は図鑑を見ながら、マジックペンで描き「これは宇宙。きれいだから。楽しかった」と充実の表情。バタフライのロゴのスタンプを押したり、オリジナルのラケットを完成させていた。最後に同社は普及を目的として乳幼児向けに制作した絵本の「ピンピンポンポン」を約15冊、ラケット製造時に残った切れ端などの木材で作ったドミノを児童館に贈った。