米大リーグは27日(日本時間28日)に本格的にシーズンが幕を開け、日本で開幕シリーズを戦った大谷翔平投手(30)と佐々木朗希投手(23)、山本由伸投手(26)のドジャースは本拠地で前田健太投手(36)の所属するタイガースと顔を合わせる。エ…
米大リーグは27日(日本時間28日)に本格的にシーズンが幕を開け、日本で開幕シリーズを戦った大谷翔平投手(30)と佐々木朗希投手(23)、山本由伸投手(26)のドジャースは本拠地で前田健太投手(36)の所属するタイガースと顔を合わせる。エンゼルスの菊池雄星投手(33)は敵地でのホワイトソックス戦で初の開幕投手を務める。
MLBでは25年ぶり、21世紀初の連覇に挑むシーズン。メジャー最強の1番打者、大谷は東京ドームでのカブスとの開幕2試合でいずれも安打を放ち、連勝に貢献した。
開幕戦は1点を追う五回1死一塁から右前への初安打でつないで、自身は逆転のホームを踏んだ。第2戦は3点リードの五回に1号ソロで中押し点をたたき出した。昨季は史上初の「50-50(54本塁打-59盗塁)」を達成した打撃への期待は大きい。3年連続本塁打王へ好スタートを切った。
本拠地初戦で顔を合わせるのはア・リーグ中地区の優勝候補に挙げられているタイガースだ。開幕投手のスクバルは昨季18勝、防御率2・39、228奪三振で投手3冠を達成したサイ・ヤング賞投手。通算で6打数無安打、1三振と封じられている左腕を昨季MVPがどう攻略していくのか。注目の対決が実現する。
数々の記録達成にも期待が膨らむ。メジャー通算250本塁打には残り24本、日米通算300本塁打にはあと26本に迫る。イチロー、松井秀に続き、日本勢3人目となるメジャー通算1000安打までは残り119安打となっている。
開幕第2戦にはチャンピオンリング授与式が行われ、東京開幕戦で勝利投手となった山本が先発のマウンドに立つ。29日(同30日)の第3戦で佐々木が米国初登板を果たす。当日の試合前には大谷が約1カ月ぶりにブルペン入りし、今季中の投手復帰に向けて投球プログラムを再開させることも注目されている。
ド軍と同じナ・リーグ西地区には、「打倒ドジャース」を合言葉にダルビッシュと松井が所属するパドレスや、23年リーグ優勝のダイヤモンドバックスといった強豪がひしめき合う。日本人トリオの活躍なしに連覇はない。新たな頂を目指し、再スタートを切る。