◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 事前(26日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6661yd(パー72)ルーキー馬場咲希が米国本土での今季初戦を迎える。「すごく楽しみな気持ちと、あ…

ルーキー馬場咲希が米国本土でのシーズン初戦に臨む

◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 事前(26日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6661yd(パー72)

ルーキー馬場咲希が米国本土での今季初戦を迎える。「すごく楽しみな気持ちと、あとは緊張も。半々です」と笑顔で話す。

3週前に中国開催の「ブルーベイLPGA」で自身のシーズンが開幕。最終日の5連続バーディフィニッシュで通算3アンダー17位まで順位をアップし、上々のスタートを切った。早めに入って調整してきたアリゾナ州での戦いには、昨季軸足を置いた下部エプソンツアーでの経験も生きてきそうだという。

「去年エプソンでアリゾナも何試合かやって、ちょっと雰囲気が似ているなって」。昨年5月に「カジノデルソル ゴルフクラシック」(48位)、「カーライルアリゾナ女子ゴルフクラシック」(52位)とアリゾナ州で2連戦を経験。とにかく乾燥した気候でフェアウェイもグリーンもボールがよく転がること、標高が高く飛距離も伸びる傾向はインプットしている。

開幕2戦目の2月「ファウンダーズカップ」は待機選手の1番目として会場入りしたが、出番は回ってこなかった。その後、ツアーによる出場優先順位(プライオリティ)リストに誤りがあったことが発覚しており、本来なら出られたはずの試合だった。

5月「ブラックデザート選手権」後のリシャッフルも気になる新人にとっては、貴重な序盤戦の出場機会をひとつ失う不運。ただ、19歳はしっかりと前を向く。「私としてはLPGA(ツアー)の対応、返事を待つしかないので。まずは今週の予選通過に集中してできれば」。振り返るよりも、目の前の戦いに全力を注ぐ。(アリゾナ州チャンドラー/亀山泰宏)