◆報知新聞社後援◇読売カップ争奪浜松地区中学生サッカー選手権 ▽決勝 天竜中3-0積志中(26日・遠州灘海浜公園球技場など) 第40回大会に浜松市を中心とした37チームが参加し、天竜中が4年ぶり10度目の優勝を飾った。20日に行われた決勝(…

◆報知新聞社後援◇読売カップ争奪浜松地区中学生サッカー選手権 ▽決勝 天竜中3-0積志中(26日・遠州灘海浜公園球技場など)

 第40回大会に浜松市を中心とした37チームが参加し、天竜中が4年ぶり10度目の優勝を飾った。20日に行われた決勝(30分ハーフ)では、連覇を狙った積志中と対戦。0―0の後半7分に小枝佑二郎(3年)が先制PKを決めると、さらに2点を加えて3―0で快勝した。最優秀選手には天竜中の松井於兎(3年)が選ばれた。また、優勝チームと浜松開誠館中によるチャンピオンシップが22日に開催され、開誠館が2―0で勝利した。

 40回の歴史で10度目の頂点。強豪・天竜中が、決勝で強さを見せつけた。前半10分までにシュートがクロスバー、ポストを1回ずつ直撃する嫌な流れだったが、後半に3得点。辻村英貴監督(25)は「球際は負けずに、つなぐ場面はしっかりパスをつないだ。目指していた形で、今季のベストゲームです」と選手をたたえた。

 GK鈴木雄仁(3年)の気迫がチームを勢いづけた。前半20分すぎと、1点を先取した後の後半14分すぎ。ともにDFラインを突破した相手の足元へ果敢に飛び出し、シュートをブロックした。主将は他の選手が務めるが、リーダーシップを買われてゲームキャプテンを任されている。「この大会ではいいところもありましたが、ミスもあった。修正してこれからの大会に臨みたいです」と、守護神は浮かれることはなかった。

 〇…積志中は初Vからの連覇に、あと一歩届かなかった。決勝トーナメントの3試合合計で9得点を奪って勝ち上がったが、決勝では無得点に終わった。小杉暖監督(24)は「あまりチャンスをつくることができませんでした。ただ今大会はいろんな選手が出て、誰が出てもやれるようになってきました」と、チーム力アップに手応えをつかんでいた。