日米通算300本塁打まであと26本、MLB通算1000安打まで119安打 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、タイガースとの米国開幕戦に臨む。2年ぶりの二刀流復活がかかったシーズンとなるが、メジャー8年目の今季も多くの偉業が…
日米通算300本塁打まであと26本、MLB通算1000安打まで119安打
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、タイガースとの米国開幕戦に臨む。2年ぶりの二刀流復活がかかったシーズンとなるが、メジャー8年目の今季も多くの偉業が期待できる。
まずは打者・大谷の最大の魅力である本塁打だ。エンゼルス時代の2023年、ドジャース移籍1年目の2024年と2年連続で本塁打王を獲得。今季も獲得すると、2001年から2003年のアレックス・ロドリゲス以来22年ぶり、延べ15人目となる。
メジャー通算226本塁打は歴代308位タイだ。それでも、今季もシーズン50発を記録すれば、ロベルト・クレメンテ(通算240本=278位タイ)、カーク・ギブソン(通算255発=239位タイ)、デレク・ジーターとロイ・キャンパネラ(ともに通算260本=228位タイ)ら往年の名選手、100人前後を一気に抜き去ることができる。また、日米通算300本塁打(NPB48本、MLB226本)までも26本と大谷にとっては“射程圏内”だ。
通算881安打。イチロー(3089安打)、松井秀喜(1253安打)に次いで日本人3人目のメジャー通算1000安打到達も期待できる。通算568打点も日本選手ではイチロー(780打点)、松井秀喜(760打点)に次いで3位。昨季はリーグ2位の打率.310であと少し届かなかったが、2012年ミゲル・カブレラ以来13年ぶり3冠王の誕生も期待したいところだ。
大谷は2021、2023、2024年とMVPを3度受賞。4度以上を受賞したのは通算762本塁打のメジャー記録を持ち、7度受賞したバリー・ボンズのみだ。MLB公式サイトでは今季のMVP最有力候補に挙げ、二刀流復活が追い風になると予想している。史上2人目の偉業達成となるか注目だ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)