阪神の高寺望夢内野手(22)の自身初となる開幕1軍入りが26日に決定的となった。この日は28日からの開幕に向けて、甲子園球場の室内練習場で全体練習に参加した。マツダスタジアムはプロ初安打を放った思い出の地。吉兆の場所からブレークを果たす。…
阪神の高寺望夢内野手(22)の自身初となる開幕1軍入りが26日に決定的となった。この日は28日からの開幕に向けて、甲子園球場の室内練習場で全体練習に参加した。マツダスタジアムはプロ初安打を放った思い出の地。吉兆の場所からブレークを果たす。
開幕2日前。高寺は少しだけ大人の表情になっていた。「より一層、しっかりやらなきゃなというふうに思います」。プロ5年目で自身初の開幕1軍。普段はマイペースな男でも、心は揺れ動いていた。
1軍の出場は通算8試合だけ。ここ2年は2軍暮らしが続いていた。「緊張感はあると思いますね」。久しぶりの舞台に緊張はするが、マツダには忘れられない一打がある。22年9月23日の広島戦で遠藤から右翼線二塁打。これがプロ初安打となった。
「結構前のことなんで、あんまり思い出さないです」と苦笑いを浮かべながらも、「やったことのあるところでできるのはいいこと」とプラスに捉えた。まずは途中出場がメインになると思われるが、今年は複数ポジションにも挑戦し、「準備」を常に心がけている。
開幕戦は久しぶりの屋外ナイター。マツダで外野に就いたことはない。「準備を一番大切にしてやっていきたいと思います」。“虎のジョーカー”が希望たっぷりに開幕に臨む。