日本ハム・五十幡亮汰外野手(26)が、新庄剛志監督(53)が描く開幕戦での西武・今井攻略の秘策の先陣を切ることを誓った。指揮官は「映像を見ていると打つのは難しい感じがする」と難敵を認めた上で、「ウチが得意のノーヒットで1点と守備で守り切っ…

 日本ハム・五十幡亮汰外野手(26)が、新庄剛志監督(53)が描く開幕戦での西武・今井攻略の秘策の先陣を切ることを誓った。指揮官は「映像を見ていると打つのは難しい感じがする」と難敵を認めた上で、「ウチが得意のノーヒットで1点と守備で守り切って何とか」と“走守”をポイントに掲げていた。

 その一手となり得るのが五十幡の足だ。昨季の西武戦で、自身のカード別最多タイの4盗塁をマーク。圧倒的なスピードを誇る韋駄天(いだてん)は「(今井は)そう簡単に点を取らせてもらえない。突破口じゃないけど、そういう選手の一人になれたら」と自らの役割を理解する。

 また、オープン戦最終戦となった23日のヤクルト戦では、バスターの構えから打ちに行く“てんびん打法”で2安打と結果を出した。最大の武器である走力を生かすために、今井には「打」でも揺さぶりをかけていきたい。「勝ちきる力は、チーム全体としてすごく大事だと思う」。開幕ダッシュは五十幡の足から始まる。