選抜高校野球大会は26日、阪神甲子園球場で準々決勝があり、聖光学院(福島)は浦和実(埼玉)に延長十回タイブレークの末に4―12で敗れた。 聖光学院・斎藤智也監督の試合後の主な談話は次の通り。聖光学院・斎藤智也監督 終盤までに追いつい…

【浦和実-聖光学院】聖光学院の斎藤智也監督=阪神甲子園球場で2025年3月26日、渡部直樹撮影

 選抜高校野球大会は26日、阪神甲子園球場で準々決勝があり、聖光学院(福島)は浦和実(埼玉)に延長十回タイブレークの末に4―12で敗れた。

 聖光学院・斎藤智也監督の試合後の主な談話は次の通り。

聖光学院・斎藤智也監督

 終盤までに追いついたので、何とか七、八、九回で試合の形勢をこちらに有利に持っていきたかったです。

 結局、(浦和実の石戸投手から)1点も取れないまま。ずっと零封を続けていますよね。1点取りたかったです……。

 せっかく(石戸投手がマウンドに上がった七回の)代わりばなが四球だったので、(犠打を成功させて)1死二塁の形を作って、圧をかけたいと思っていました。(2死一、二塁の好機を作った)八回の攻撃は非常に良い形でした。なんとかこの回でもう1点欲しかったんですけどね。

 (浦和実の)外野陣は(打球を)抜かさせないというか、非常に嗅覚があるというか。良いところに守っていました。

 八回の(鈴木来夢選手の)レフトライナーも外野手のポジショニングが見事でした。左中間を抜いたかなと思っても、ちゃんと左翼手がいる。普通はオーバーして、ワンバウンドして、フェンスに当たる打球なんでしょうけどね。左翼線に寄っているわけでもなく、ちょうど良い所にいました。

 (今大会2度目の延長戦だったが)タイブレークはできるだけ避けたかったです。持ち込んだだけでも立派です。

 ただ、六回にせっかく追いついて、エースの大嶋を投入して、(両チームとも)譲らないよっていう空気でお互いにバチバチになっていたわけですから。だから、もう1点取って大嶋に負担をかけずに、中1日で明後日(準決勝)を迎えたかったのが正直なところです。