NPBエンタープライズは26日、公式戦プレーデータを一括してシステム管理し、発信していく新たな取り組みを始めると発表した。 すべての1軍公式戦と一部の2軍公式戦で取得している、ソニー株式会社のグループ会社である高性能カメラで動きを分析する…

 NPBエンタープライズは26日、公式戦プレーデータを一括してシステム管理し、発信していく新たな取り組みを始めると発表した。

 すべての1軍公式戦と一部の2軍公式戦で取得している、ソニー株式会社のグループ会社である高性能カメラで動きを分析する、トラッキングシステム「ホークアイ」のプレーデータを集約管理することで、全12球団が共有してプレー向上や戦術などに活用。球団公式サイトや各球団の大型ビジョンを通じてファンにも届ける。

 データを基に投球の軌道や回転数、打球速度や角度、スイング速度などをグラフィックで表現。プロ野球の新たな魅力や新たな体験を届けるとともに、新たなデータビジネスの事業化を目指していくという。

 【ホークアイシステム】ホークアイのトラッキングシステムとは、ソニーのグループ会社でイギリスに本社があるホークアイが開発したシステム。一つの球場につき、8台のカメラ(一部、4台のカメラ)を設置し、高精度の映像をもとにボールの動きや、選手の動きなどをデータ化する。プロ野球では2020年から導入が始まり、2024 年シーズンから一軍公式戦が開催される全12球場に導入された。