陸上女子やり投げで昨年のパリ五輪で金メダリストの北口榛花(JAL)が26日、合宿先の奄美大島で会見した。9月の東京世界陸上へ「やっぱり、金メダルをとって表彰台の一番上で国歌を聴くという空気感だったり、そのチャンスはそこでしかない。それはす…
陸上女子やり投げで昨年のパリ五輪で金メダリストの北口榛花(JAL)が26日、合宿先の奄美大島で会見した。9月の東京世界陸上へ「やっぱり、金メダルをとって表彰台の一番上で国歌を聴くという空気感だったり、そのチャンスはそこでしかない。それはすごく大切な時間だと思う。今回、日本の方々が一番来てくれる世界陸上になると思うので、その特別な空間を、会場にいる皆さんと一緒に分かち合える、そんな世界陸上にできるように頑張りたいです」と新シーズンを前に、改めて意気込みを語った。
奄美大島は、所属先のイベントである「JALアスリートアカデミー」で訪れてから興味を持ったといい、「競技場がしっかりしていて良い場所だと思いました。奄美大島の方々が温かく歓迎してくださったのを覚えていて、また戻ってきたいという思いで、候補地の一つに挙げさせていただきました」と笑顔で説明。大学2年以来の国内合宿を選択した理由については「去年、この時期は体調を崩したこともあったので自分でトレーニングをコントロールしたい気持ちがありました。でも、直接コーチに技術的なアドバイスをもらった方がストレスはない」と話した。
今シーズンの初戦は、5月3日のダイヤモンドリーグ(中国)を予定。「まだ自分が納得するものは得られていないですが、5月までにどのくらい近づけられるかが一番のポイントだと思います。当たり前ですが、すごく考えながら練習しています。体の疲れと、頭の疲れと両方ある感じ。それがどちらもオーバーしないように心がけながら、順調に積み重ねていきたいです」と冷静に見据えた。