◆プロボクシング ▽WBC世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者メルビン・ジェルサエム―同級1位・重岡優大(30日、愛知県国際展示場) 30日に愛知県国際展示場で開催される「3150×LUSH BOMU vol.5」…
◆プロボクシング ▽WBC世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者メルビン・ジェルサエム―同級1位・重岡優大(30日、愛知県国際展示場)
30日に愛知県国際展示場で開催される「3150×LUSH BOMU vol.5」のメインで、前WBC世界ミニマム級王者で同級1位の重岡優大(ワタナベ)の挑戦を受ける同級王者メルビン・ジェルサエム(フィリピン)が26日、愛知県東海市で練習を公開。「最高の仕上がりです。この(WBCの)緑のベルトを絶対手放したくない。優大には他の団体で王者になってもらいたいね」とWBCベルトへの愛着を語った。
この日はシャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちなどで軽快な動きを披露した。ここまで約110ラウンドのスパーリングを消化。1月末から約3週間、所属のプロモーションが拠点を構えている愛知県で調整。日本ライトフライ級・ユース王者の大木彪楽(浜松堀内)らとスパーリングを行い、フィジカルトレーニングは元4階級制覇王者の田中恒成(畑中)と同じトレーナーから指導を受けたという。
ジェルサエムは昨年3月31日に名古屋国際会議場で重岡に挑戦し、2―1の判定で勝利して王座を獲得。今回は再戦となる。
「(重岡)優大は全ての能力が素晴らしいボクサーだと思う。ただ、リング上で自分が強者であることをアピールし過ぎかなと思う」とチクリ。再戦に関しては「アマチュア時代に同じ選手と5回やったことがあるけど、全部勝ったし、苦手意識は全くない。今回は一度試合をしているので優大のことは分かっている。前回以上の練習と対策ができたことは間違いない。前回以上の自信を持って試合に臨める」と話した。
1年前と同じ愛知県内での重岡との再戦。「前回も愛知県での試合でたくさんの応援をいただいたが、今回は200人を超える応援団が会場に来てくれると聞いている。愛知は第二の故郷だと思っているし、とても心強いし感謝しています」と好ファイトを誓った。
戦績は重岡が10戦9勝(5KO)1敗、ジェルサエムが26戦23勝(12KO)3敗。
興行はABEMAで全試合が無料生中継される。