鳥取県伯耆町の大山ヒルズで2025-26年のPOG説明会が3月26日に行われ、2歳馬30頭がお披露目された。20年の3冠馬コントレイルの初年度産駒で、23年のセレクトセール当歳で最高額の5億2000万円の値がついたサガルマータ(牡、栗東・…

 鳥取県伯耆町の大山ヒルズで2025-26年のPOG説明会が3月26日に行われ、2歳馬30頭がお披露目された。20年の3冠馬コントレイルの初年度産駒で、23年のセレクトセール当歳で最高額の5億2000万円の値がついたサガルマータ(牡、栗東・福永祐一厩舎、母コンヴィクション2)が登場。報道陣の前でオーラが漂う立ち居振る舞いを見せていた。

 斉藤慎ディレクターは「来た当初はきゃしゃだったけど、どんどん筋肉がついてきて、その筋肉には柔らかみがあります。クラシックディスタンスが良さそう。大物感があって、心肺機能が高い。本当に楽しみです」と大きな期待を寄せている。昨年8月28日の大山入り当初は428キロだったが、3月21日の計測では477キロ。グングン成長し、ここまで順調に調整を続けてきた。

 管理するのは、騎手時代に父コントレイルの主戦だった福永祐一調教師。23年のセレクトセールで(株)ノースヒルズが落札し、前田幸治オーナーが「福永調教師へ、僕の最大の開業祝いです」と感謝の気持ちを込めて預託を決めていた。キズナ、ワンアンドオンリー、コントレイルとダービー馬3頭を送り出した名門ノースヒルズの新たなスター候補に注目だ。(内尾 篤嗣)