「選抜高校野球・準々決勝、浦和実12-4聖光学院」(26日、甲子園球場) 四回に甲子園球場のスタンドから拍手が送られるワンシーンがあった。 1死一塁から浦和実・斎藤が試みたバントがファウルチップとなり、聖光学院の捕手・仁平の左太ももを直撃…
「選抜高校野球・準々決勝、浦和実12-4聖光学院」(26日、甲子園球場)
四回に甲子園球場のスタンドから拍手が送られるワンシーンがあった。
1死一塁から浦和実・斎藤が試みたバントがファウルチップとなり、聖光学院の捕手・仁平の左太ももを直撃した。プロテクターで保護されていない部分だっただけに、仁平は悶絶。甲子園のスタンドもざわついた。
直後、浦和実の両ベースコーチが打席付近に駆けつけた。持っていたコールドスプレーを当てて応急処置。終えるとすぐにコーチャーズボックスへと戻った。
聖光学院のベンチからも選手がスプレーを持って出てきており、両チームの処置で立ち上がり、プレーを続行した仁平。甲子園のスタンドからは大きな拍手が送られていた。
試合は延長タイブレークの激闘となり、浦和実が延長十回に甲子園新記録となる一挙8得点を奪い、初出場で4強進出。エース石戸は好リリーフで1回戦から計18回連続無失点となった。