日本相撲協会は26日、エディオンアリーナ大阪で大相撲夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、西幕下4枚目の三田(二子山)の新十両昇進が決まった。会見に臨んだ三田は「素直にうれしい」と笑顔。春場所の千秋楽では西幕下4…

 日本相撲協会は26日、エディオンアリーナ大阪で大相撲夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、西幕下4枚目の三田(二子山)の新十両昇進が決まった。会見に臨んだ三田は「素直にうれしい」と笑顔。春場所の千秋楽では西幕下4枚目。東十両14枚目の大辻(高田川)に勝って5勝2敗としていた。飛躍の要因は「部屋で狼雅関や生田目関と相撲がとれる稽古環境」を話した。

 近大時代の23年10月の国体で8強入り。幕下最下位付け出しの資格を取得したが、同12月の全日本選手権で左膝前十字靭帯断裂、半月板損傷の大けがを負った。昨年1月に手術を受け、その後は近大で懸命のリハビリを行ってきた。同級生には先を越されても「苦しかったが、ケガしても活躍している力士はたくさんいる」と言い聞かせた。

 しこ名は当面は変えない。だが二子山親方(元大関・雅山)の「雅」をつけたしこ名候補が2、3つあるという。三田は「雅をつけたい」。まずは幕内を目指して、十両の土俵に上がる。