「選抜高校野球・準々決勝、智弁和歌山7-0広島商」(26日、甲子園球場) 智弁和歌山が快勝し、2018年以来、7年ぶり5度目の春4強入りを決めた。 初回1死一塁で山下晃平(2年)が左翼フェンス直撃のタイムリー三塁打を放ち先制。福元聖矢(3…

 「選抜高校野球・準々決勝、智弁和歌山7-0広島商」(26日、甲子園球場)

 智弁和歌山が快勝し、2018年以来、7年ぶり5度目の春4強入りを決めた。

 初回1死一塁で山下晃平(2年)が左翼フェンス直撃のタイムリー三塁打を放ち先制。福元聖矢(3年)も右前適時打で続き、この回2点を先取した。

 二回には1死一、三塁で黒川梨大郎(2年)がカウント2-2からスリーバントスクイズ。意表を突かれた相手守備が処理に手間取り投前内野安打となって加点。なおも2死二、三塁となって奥雄大(3年)の右前2点打でリードを広げた。

 八回には2死から3連続長短打で2点を加えた。

 先発の渡辺颯人(3年)は8回を投げ4安打無失点だった。

 試合後、中谷仁監督は渡辺について「期待以上というか、バッテリー中心に守りのチームだと思っているので。本当にいいゲームを入りをつくってくれたと思う」と評価した。二回のスリーバントスクイズの場面は「勝負しました」と指揮官。「カウントが進んでいく中で、警戒されているだろうなというところも加味しながら、どうしようと思いながら」と振り返った。

 同時に「黒川というのは普段から夜遅くまで残って練習してくれている子。チームにどうやって貢献するかと練習してくれている。決めてくれると信じてあのサインを出しました」と振り返った。