「選抜高校野球・準々決勝、横浜5-1西日本短大付」(26日、甲子園球場) 横浜が逆転勝ちで、春は優勝した2006年以来、19年ぶりの4強入りを果たした。夏を含めると08年以来、17年ぶり。 初回に1点を先制された横浜は五回に反撃。2死二塁…
「選抜高校野球・準々決勝、横浜5-1西日本短大付」(26日、甲子園球場)
横浜が逆転勝ちで、春は優勝した2006年以来、19年ぶりの4強入りを果たした。夏を含めると08年以来、17年ぶり。
初回に1点を先制された横浜は五回に反撃。2死二塁で江坂佳史(2年)のタイムリーで1-1の同点に追いついた。六回には1死二塁で為永皓(3年)の右前適時打で勝ち越し。盗塁と暴投で1死三塁とすると、3番の阿部葉太(3年)も鋭い左前適時打で続くなど、この回3点を奪った。
先発の2年生右腕・織田翔希は5回を投げ4安打1失点。5三振を奪った。六回から2番手でマウンドに上がった奥村頼人(3年)は、いきなり3者連続3球三振を奪い、流れを大きく引き寄せた。
20年の就任以来、初のベスト4入りとなった村田浩明監督は「選手たちが頑張ってくれた」とナインに感謝。「諸先輩方の伝統と歴史、その積み重ねがこのような結果になったと思う」と話した。
先発の織田は先制点こそ奪われたが、追加点は許さなかった。2番手の奥村は4回を一人の走者も出さない完全リリーフ。村田監督は「(先発の)織田が爪の状態があまりよくなくて、自分との不安との戦い、少し弱さがこの2戦あった。いけるところまでいって、その後に奥村がいるということで互いに投げてくれた」と継投策を説明。奥村については「リズムよく投げてくれて、本当に頼もしい1番に成長したと思う。うちのチームは守備からのリズムを第一に置いて練習をしている。攻撃のリズムにつながった」とたたえた。
奥村は「自分のピッチングが(攻撃に)どこまで影響したかわからないが、心強い野手陣がいるので、その野手陣を信じて投げていた」と振り返った。