<第97回選抜高校野球大会:健大高崎9-1花巻東>◇26日◇準々決勝◇甲子園 健大高崎(群馬)が投打で花巻東(岩手)を圧倒し4強入り。史上4校目のセンバツ連覇へあと2勝とした。 打線は初回から襲いかかった。花巻東の先発・浅利 渉太投手(3年…
<第97回選抜高校野球大会:健大高崎9-1花巻東>◇26日◇準々決勝◇甲子園
健大高崎(群馬)が投打で花巻東(岩手)を圧倒し4強入り。史上4校目のセンバツ連覇へあと2勝とした。
打線は初回から襲いかかった。花巻東の先発・浅利 渉太投手(3年)に対して、3番・秋山 潤琉内野手(3年)が先制打を放つなど、この回2点を奪った。その後、2番手・万谷 堅心投手(2年)からも5回までに3点を奪って、序盤で試合を優位に進めた。初戦は6安打、2回戦は8安打だった打線が、今大会初めて2ケタとなる16安打。連覇を狙う「王者」の打線が右肩上がりに調子を上げてきた。
終盤にも「見せ場」をつくった。先発左腕の山田 遼太投手(3年)が5回を1失点。2番手の右腕・島田 大翔投手(3年)が2回を無失点と、投手陣がいい流れをつくると、8回からはエース右腕の石垣 元気投手(3年)が登板した。
初球から153キロを出して甲子園を沸かせると、センバツ最速となる155キロを連発。2イニング目に入っても勢いは衰えず、最後の打者を155キロで空振りの三振を奪った。155キロを5球マークした石垣は「ストレートが良くて(球速が)出ると思っていた。体はほとんど100%です」と胸を張った。連覇へあと2勝となり「率直に勝てて嬉しいです。流れがよかったので、それに乗って0に抑ようと思ってマウンドに向かいました」。不安視されていた大会直前とは、まったく別人だった。
花巻東は、2年生スラッガー4番・古城 大翔内野手(2年)、5番・赤間 史弥外野手(2年)が、2人で1安打に封じられての敗戦。夏以降の成長に期待したい。