◆2026年北中米W杯アジア最終予選▽第8戦 日本0―0サウジアラビア(25日・埼玉スタジアム) 世界最速で26年北中米W杯出場を決めている日本(FIFAランキング15位)は、ホームでサウジアラビア(同59位)と対戦し、0―0と引き分けた。…
◆2026年北中米W杯アジア最終予選▽第8戦 日本0―0サウジアラビア(25日・埼玉スタジアム)
世界最速で26年北中米W杯出場を決めている日本(FIFAランキング15位)は、ホームでサウジアラビア(同59位)と対戦し、0―0と引き分けた。これでアジア最終予選の戦績は第8戦を終えて6勝2分けとなった。
キャプテンのMF遠藤航は「難しいゲーム展開でしたね。引いた相手をどう崩すか、90分通して同じようなゲーム展開。相手がタフに最後を守ってきたところで、ボックス内の攻撃で課題が少し出た。リスクマネジメント、無失点で抑えたこと、サウジ相手にこれだけポゼッションできたことはポジティブですけど、課題もいいところもある、という試合だった」と振り返った。
この日は先発5人を入れ替え、左サイドの切り札・MF三笘や負傷のMF守田、FW上田ら最終予選の主軸たちを欠いた。しかしメンバーが変わった点を、遠藤は問題視はしなかった。「そこ(ゴール前)まで行く過程のボールの動かし方は、自分たちが練習していたイメージだった。最後はシンプルにクロスを上げるだけじゃなくて、どういう風にクロスあげるのかとか、そこはもっと決めごとがあった方がいいのか。単純に選手たちの特徴を生かすような、ある程度フリーっていうか、フレキシブルにやっていくのがいいのか、みたいなところは、サッカーにおいては難しい部分。そこをチームとしてどう最後は崩そうか、というところは、次の機会でしっかり修正していくって感じじゃないですか」と課題を挙げた。
リバプールでもカップ戦などでターンオーバーを行い、レギュラー組とは大幅に変わったメンバーで試合する経験も豊富な遠藤。「リバプールは(スロット)監督が結構、立ち位置とかは細かく指示します。だからどちらかというと、選手はフリーで動きすぎることはない。決められたポジションにいて、どう崩すか、みたいなところが、ゲームプランとして、ある程度明確になっている」と明かした。
ただ、リバプールのやり方が日本代表に必要なのか、という点については「それが絶対に正解というわけではない」と続けた。「リバプールでも、ターンオーバーしてうまくいかないことはある。決め事が多すぎると、逆にそれに固執しすぎちゃって、うまくいかない時もある。日本代表の形があるので、そこをどうみんなで突き詰めるか。日々、選手同士もそうだし、コーチと監督と、日本代表の色を出していければいいんじゃないかなと思います」と語り、森保ジャパンとしての戦い方をもっと突き詰めていく必要性を語っていた。