モンテロは右の長距離砲として期待されている(C)産経新聞社 いよいよセ・パ両リーグとも今週の28日に開幕を迎える。 各球団ファンとも胸躍る日々がスタートするが、勝敗に大きく関わってくるのは助っ人のパフォーマンスにもある。【関連記事】「30発…

モンテロは右の長距離砲として期待されている(C)産経新聞社

 いよいよセ・パ両リーグとも今週の28日に開幕を迎える。

 各球団ファンとも胸躍る日々がスタートするが、勝敗に大きく関わってくるのは助っ人のパフォーマンスにもある。

【関連記事】「30発は打てる」巨人開幕5番候補 新助っ人キャベッジの評価は?球界OBは日本球界で活躍の「条件」も指摘

 チームをけん引する働きが示せれば、それだけ上位に近づくことになるとあって、今回はセ・リーグの助っ人野手に焦点を当てていく。

 昨年4季ぶりのリーグ優勝を果たし、リーグ連覇、日本一への道を目指す巨人では開幕5番候補のトレイ・キャベッジに注目が高まっている。

 2023年には3Aでトリプルスリーも達成、左の長距離砲として存在感を示せるか。外野守備の要とされた丸佳浩が負傷のため、開幕には間に合わなくなったことで攻守において奮起が求められそうだ。

 また昨年リーグ4位に終わった広島では両助っ人野手が注目されている。

 開幕4番候補とされるエレフリス・モンテロはオープン戦打率は・333、2本塁打、3打点。

 メジャー3年間は205試合に出場、通算打率・228、21本塁打をマーク。力感ないスイングで広角に打て、選球眼の良さも認められている。チームに求められる右の長距離砲として存在感を示せるか。

 またもう1人の助っ人、サンドロ・ファビアンは16日のロッテとのオープン戦で1号となる先制2ランをマークすると、22日のソフトバンク戦でもオープン戦2号となる特大のアーチをかけた。

 昨季のチームでは野手の助っ人がまったく機能しなかったこともチームの足を引っ張った。投手陣は先発、救援ともそろっていることで、どれだけ打線強化につなげられるか。

 阪神ではラモン・ヘルナンデスがオープン戦10試合に出場、打率・227、1本塁打、3打点。7日のDeNAとのオープン戦では豪快な一発を放ち、注目を集めた。

 また3季連続最下位から浮上を目指す中日ではジェイソン・ボスラーの早期復帰が待たれている。上半身のコンディション不良で開幕アウトとなったが、阪神とのオープン戦では才木浩人から特大弾を放ったときは大きく話題を集めたとあって、打線強化のためには必須の存在といえそうだ。

 昨季下剋上からの日本一を達成したDeNAではタイラー・オースティンが昨季に続き、圧巻の打撃を示せるか。2024シーズンは打率・316で来日5年目にして自身初の首位打者に輝くなど、25本塁打、69打点とチームをけん引。今季のパフォーマンスも大事な日本一連覇の鍵を握りそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】巨人移籍でも漏れたMLBでの野望 R・マルティネスが母国メディアに打ち明けた“本音”「いつかは自分を証明したい」

【関連記事】マイナー104発の若き大砲助っ人がなぜ広島に? 米メディアが交渉の舞台裏に関心「日本に行けば高収入を得られる」

【関連記事】巨人「大勢は7回」の衝撃 セ5球団の打線に容赦なく与える重圧「実質6回までに得点しなくては」