4番の石川昂にかかる期待は大きい(C)産経新聞社 いよいよ今週末にプロ野球が開幕する。井上一樹新監督が率いる中日はオープン戦を6勝8敗4分けの8位で終え、3月28日の開幕戦に照準を合わせていく。 本稿ではそんな中日の開幕オーダーを「ガチ予想…
4番の石川昂にかかる期待は大きい(C)産経新聞社
いよいよ今週末にプロ野球が開幕する。井上一樹新監督が率いる中日はオープン戦を6勝8敗4分けの8位で終え、3月28日の開幕戦に照準を合わせていく。
本稿ではそんな中日の開幕オーダーを「ガチ予想」したい。
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■中日の開幕ガチ予想オーダー
予想オーダーは以下の通り。
(中)岡林勇希
(二)山本泰寛
(左)上林誠知
(三)石川昂弥
(右)細川成也
(一)カリステ
(遊)村松開人
(捕)木下拓哉
(投)高橋宏斗
今季の開幕戦はDeNAと敵地・横浜スタジアムで対戦。開幕投手にはチームが苦手とする東克樹が立ちはだかり、攻略は困難を極めそうだ。
加えて、攻守の要・福永裕基や新外国人・ボスラーを故障で欠いている現状。少ないチャンスを確実にものにしていきたい。
■岡林が出て、石川昂が返す
キーマンは1番の岡林と4番の石川昂。ともに高卒6年目を迎えた、同級生コンビである。
オープン戦は対照的な成績で、岡林は9試合連続安打かつ最終戦は猛打賞フィニッシュ。打率.364でチーム22年ぶりの首位打者を獲得。ケガからの出遅れが響いた昨季に比べると、状態は格段に良い。
一方の石川昂は3月14日の西武戦(小牧)で本塁打を放ったものの、以降はパッタリと当たりが止まり、直近5試合は21打数1安打の低空飛行。柔軟に対応する打撃スタイルから荒々しいアプローチへと変貌を遂げている最中であり、確率が低いのも致し方ないところか。開幕に入って1本出れば変わると信じよう。
岡林が出て、石川昂が返す。大袈裟に言うと、これを鉄板の得点パターンにしていかなければ中日の未来はない。開幕戦は一つの分水嶺になるかもしれない。
■上林らをうまく機能させたい
上記の2人以外だと、細川と村松はレギュラーとして常時出場が求められる。他のメンバーは日替わりで起用されそうだ。
オープン戦3本塁打の上林をうまく機能させつつ、ユーティリティのカリステや山本、板山祐太郎を相手に合わせて回していきたい。中田翔は進退を賭けたシーズンになりそうで、大島洋平はバットが振れている。捕手は木下を軸に、新人の石伊雄太も時折使っていくのだろう。
相手は東のあと、バウアーと大貫晋一の先発が予想される。難敵揃いだが、1点でも多くの援護点を投手陣に与えたい。中日の2025年型打線がどう動いていくのか、開幕から見守っていこう。
[文:尾張はじめ]
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