日本水連は24日、7月の世界選手権(シンガポール)に臨む飛び込みの日本代表を発表。男子6人、女子2人の計8選手が代表に決まった。男子高飛び込みで昨夏パリ五輪銀メダルの玉井陸斗(JSS宝塚)はこの日、会見に出席。シンクロと2種目出る世界水泳…

 日本水連は24日、7月の世界選手権(シンガポール)に臨む飛び込みの日本代表を発表。男子6人、女子2人の計8選手が代表に決まった。男子高飛び込みで昨夏パリ五輪銀メダルの玉井陸斗(JSS宝塚)はこの日、会見に出席。シンクロと2種目出る世界水泳へ「個人では金メダル、シンクロではメダル獲得が目標」と掲げた。

 22年世界水泳では史上最年少、日本男子初の銀メダルを獲得。パリ五輪では、日本勢で初めて五輪の表彰台に立った。シンガポールで目指すのは、みたび日本飛び込み界に歴史を刻む、世界選手権金メダル。「国際的にも、玉井陸斗は強いな、と思われるくらい、注目してもらえるくらい強い選手であり続けたい」とためらいなく言葉を並べる。

 五輪翌年の世界水泳。最大のライバル、中国勢は世代交代をはかる可能性もある。馬淵崇英コーチからは「このシンガポールが、金メダルの狙い目だぞ」と声をかけられているという。パリ後、周囲の期待も感じる18歳。ただそれすら、力に変える。玉井は「プレッシャーにはなると思うけど、それも含めて想像を超えてやるぞ、という気持ちで。見せつけてやるぞ、という気持ちで練習を積んで、自信を持った状態で試合に臨んでいけたら」。夏の目玉は飛び込み。玉井が、日本水泳界の主役を担う。