選抜高校野球大会は第7日の24日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で2回戦があり、広島商が6―2で東洋大姫路(兵庫)を破り、23年ぶりに準々決勝進出を果たした。 広島商・荒谷忠勝監督の試合後の談話は次の通り。広島商・荒谷忠勝監督 目立…

荒谷忠勝監督=広島市中区で2025年2月1日、滝川大貴撮影

 選抜高校野球大会は第7日の24日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で2回戦があり、広島商が6―2で東洋大姫路(兵庫)を破り、23年ぶりに準々決勝進出を果たした。

 広島商・荒谷忠勝監督の試合後の談話は次の通り。

広島商・荒谷忠勝監督

 目立った選手はいないが、粘ってつないでいくことを実践してくれたので、良い結果につながりました。(先発の)徳永は一人一人集中して投げてくれましたし、野手がしっかり打って点を取り、徳永を勇気づけてくれました。

 <二回に一挙6得点のビッグイニング>

 1点ずつ積み重ねていく意識でやっていった結果が、あのイニングで一気に出せたのだと思います。冬を通してやってきた低く鋭い打球を打つバッティングの成果が出ました。

 ただ、その後は好機を作っても、追加点が取れなかったので反省です。全員野球でしっかり捉えていかないといけないチームなので、(次戦も)一丸となって戦っていかないといけないと思います。

 <先発の徳永は7回2失点>

 立ち上がりは緊張気味でしたが、それはいつものことなので、「いつも通りだからいいんじゃないの」と伝えました。(相手は)左打者がいいので、まずは左投手からと徳永の起用を決めました。一度崩れそうになりましたが、辛抱強く投げてくれたことが全てです。

 (継投した)片岡虎士は今、良い状態なので(継投のタイミングは)いつでも大丈夫だと思っていました。(今大会)初登板でしたが、堂々と投げてくれたので感謝しています。

 <東洋大姫路打線への対策は>

 思い切ったスイングをしますし、変化球にもついていける打者が多い印象でした。ただ、徳永が持ち味のキレのある変化球で踏ん張ってくれたので良かったです。

 <23年ぶりの8強>

 諸先輩方の財産もあると思うので、応援してくれている皆さんのためにも良い準備をして次戦に備えたいです。