◆プロボクシング ▽スーパーバンタム級(契約体重54・0キロ以下)8回戦 坂井優太―タニャパット・シーハナン(25日、東京・後楽園ホール) 「フェニックスバトル131」の前日計量が24日、東京・文京区の東京ドームシティ内で行われ、契約体重5…
◆プロボクシング ▽スーパーバンタム級(契約体重54・0キロ以下)8回戦 坂井優太―タニャパット・シーハナン(25日、東京・後楽園ホール)
「フェニックスバトル131」の前日計量が24日、東京・文京区の東京ドームシティ内で行われ、契約体重54・0キロ以下のノンタイトル8回戦に出場する世界ユース選手権優勝などアマチュア7冠の坂井優太(大橋)は100グラムアンダーの53・9キロで一発クリア。対戦相手のタニャパット・シーハナン(タイ)は53・7キロでパスした。
戦績は19歳の坂井が2戦2勝(2KO)、27歳のタニャパットは11勝(4KO)2敗。
計量を終え、取材に応じた坂井は「コンディションはバッチリです。自分のスタイルを貫くだけ」と力を込めた。
兵庫・尼崎市生まれ。小1の時に人気アニメ「はじめの一歩」を見て、公園で父・伸克さんの持つミットにパンチを打つことからボクシングを始めた。兵庫・西宮香風高校時代は高校6冠を獲得。22年には史上3人目の世界ユース選手権(バンタム級=54キロ以下)優勝などアマ7冠を手にし、47勝1敗の戦績を残した。大学に進学して五輪を目指す道も考えたが、23年6月、スーパーバンタム級(55・3キロ以下)の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)からの「結局、自分の覚悟だよ」の言葉にも後押しされ、プロ入りを決断した。
減量もプロ3戦目で「やり方を覚えてきている」と坂井。今回は「最後はきつかった」が、順調にクリアできたという。自分のボクシングスタイルで試合を進め、「倒せる時が来たら倒したい」と意欲を示した。