◆競泳　日本選手権最終日（２３日、東京アクアティクスセンター）　男子１５００メートル自由形決勝で、１７歳の今福和志（枚方ＳＳ）が１４分５０秒１８の日本新記録を樹立。２０１４年の山本耕平の１４分５４秒８０を１１年ぶりに大幅更新し「めちゃくちゃ…

◆競泳　日本選手権最終日（２３日、東京アクアティクスセンター）

　男子１５００メートル自由形決勝で、１７歳の今福和志（枚方ＳＳ）が１４分５０秒１８の日本新記録を樹立。２０１４年の山本耕平の１４分５４秒８０を１１年ぶりに大幅更新し「めちゃくちゃ苦しかったけど、応援してくださる皆さんのおかげで、頑張ることができました」と破顔した。

　７月の世界選手権（シンガポール）代表選考を兼ねた今大会。今福が、日本競泳の“危機”を最終日に救った。今大会、３日目までに樹立された日本新は男子５０メートルバタフライの田中大寛（キッコーマン）の一つ。五輪種目では、昨年の代表選考会に続きゼロだった。五輪種目での直近の日本新は、２３年４月に松元克央（ミツウロコ）が１００メートル自由形で樹立した４７秒８５。１７歳の新星が、２年ぶりに記録を動かした。

　今福は今大会、４００、８００、１５００メートルの３冠。４００Ｍとの２種目で代表権を獲得した。「狙うからには、五輪のメダル、世界新記録を狙って頑張って行きたい」と頼もしい将来性あるルーキー。無限の可能性を秘め、７月の勝負に挑む。