◆明治安田 J3リーグ▽第6節 FC大阪1―0金沢(23日・花園) 第5節終了時点で1位のFC大阪が、今季4勝目を挙げて首位をキープした。 試合開始は両チームともがアクティブに動き、なかなかボールが落ち着かなかった。10分を過ぎたあたりから…
◆明治安田 J3リーグ▽第6節 FC大阪1―0金沢(23日・花園)
第5節終了時点で1位のFC大阪が、今季4勝目を挙げて首位をキープした。
試合開始は両チームともがアクティブに動き、なかなかボールが落ち着かなかった。10分を過ぎたあたりから金沢にボールを保持されると、自陣右サイドを起点にJ1通算101得点のFWパトリックが待つエリア内にボールを集められたが、守備陣がしっかり対応して失点を阻止。FC大阪も徐々に流れをつかみながら、一進一退の攻防となった。
後半もスコアは動かず試合終盤の44分、GK山本透衣のロングボールから競り合いが生まれ、収めた味方がペナルティーエリア付近右で待つMF木匠貴大へパス。すぐさま前を向くと、エリア外から右足でコントロールしたシュートをゴール右奥に沈め、今季初得点を記録した。木匠は「ゴール前で前を向けて、シュートを打つ自分のイメージがしっかりハマった。イメージ通りですね」と笑顔。大嶽直人監督普段から口にするという「粘り強く」を体現するように相手にボールを持たれて、攻め込まれる時間もしっかり対処し「苦しい時間もあったが、しっかりと抑えてくれたおかげ」とDF陣にも感謝した。
16日の前節・栃木SC戦(栃木県グリーンスタジアム)では今季初黒星を喫したが、連敗は阻止。昨季は主将を務めた殊勲のMFは「(今季こそ)J2に向けて、という思いは強い」と言葉に力を込めた。26日の次戦、磐田とのルヴァン杯1回戦(花園)に向けては「今このチームは誰が出ても変わらない。しっかり戦うスタイルで、カテゴリー上の相手ですけど怖がることなく勝てたら」と意気込んだ。