「大相撲春場所・14日目」(22日、エディオンアリーナ大阪) 元小結で十両の北勝富士(八角)が、幕下宮城(中村)に送り出されて11敗目を喫した。 送り出されて土俵下に落ちると、北勝富士は苦悶(くもん)の表情を浮かべて、すぐには立ち上がれず…
「大相撲春場所・14日目」(22日、エディオンアリーナ大阪)
元小結で十両の北勝富士(八角)が、幕下宮城(中村)に送り出されて11敗目を喫した。
送り出されて土俵下に落ちると、北勝富士は苦悶(くもん)の表情を浮かべて、すぐには立ち上がれず。昨年11月に手術を受けた右膝の痛みが悪化したようで自力では歩けず、付け人の肩を借りて花道を引き揚げた。
北勝富士は昨年11月に右膝膝蓋骨脱臼の手術を受け、初場所は全休していた。今場所は2場所ぶりに復帰したが、右膝には分厚いテーピングサポーターが巻かれていた。
取組後には取材に応じ、「(立ち合い)当たってからの流れは悪くなくて相手の出足にも残れたけど、(膝の)悪い方に振られて頑張って残ろうとして痛めた」と振り返り、「頑張りましたよ」とポツリとつぶやいた。
十両8枚目で11敗目を喫し、十両残留は厳しくなった。春場所もまだ千秋楽の取組を残しているが、「とりあえず治療してやっていくだけ」と気丈に語った。