「選抜高校野球・1回戦、聖光学院4-3常葉大菊川」(22日、甲子園球場) 常葉大菊川はタイブレーク導入後ではセンバツ最長となる延長12回の死闘に敗れ、12年ぶりのセンバツ勝利はならなかった。選手たちは涙に暮れた。 勝利まであと1人に迫った…
「選抜高校野球・1回戦、聖光学院4-3常葉大菊川」(22日、甲子園球場)
常葉大菊川はタイブレーク導入後ではセンバツ最長となる延長12回の死闘に敗れ、12年ぶりのセンバツ勝利はならなかった。選手たちは涙に暮れた。
勝利まであと1人に迫った場面があった。2点を勝ち越して迎えた延長10回、力投を続けてきた背番号11の左腕・大村は2死を奪ったが、1番鈴木を四球で歩かせ、満塁とすると、2番猪俣の場面で痛恨のボーク。1点を返された後、猪俣に適時打を浴びて同点に追いつかれた。試合後、大村は「悔しい気持ち。自分のせいで負けたかなと思います。悔しいのひと言しかない」と、唇をかんだ。ボークについては「自分がボークしたせいで流れが変わってしまった」と悔恨し、「だらしなかったりとか学校生活とかそういう最後のところが足りなかった。夏は自分が抑えて勝ってまたこの舞台で投げられるようにしたい」と誓った。
大会本部はボークの適用について「投手が完全に静止しないまま投球したため」と説明した。