「オープン戦、ソフトバンク5-1広島」(21日、みずほペイペイドーム) プレーボール直後に、広島・野間峻祥外野手がさすがの打撃を見せた。打球が左翼の頭上を越えると、楽々と二塁へ。「打席の中での対応もそれなりかなと」。昨季、右翼のレギュラー…

 「オープン戦、ソフトバンク5-1広島」(21日、みずほペイペイドーム)

 プレーボール直後に、広島・野間峻祥外野手がさすがの打撃を見せた。打球が左翼の頭上を越えると、楽々と二塁へ。「打席の中での対応もそれなりかなと」。昨季、右翼のレギュラーを務めた男がバットで存在感を放った。

 18日に1軍合流を果たし、この日「1番・右翼」で今年のオープン戦初スタメン。初回先頭で1ボールから有原の直球を捉えた。「持ち球的にも打たされるのが嫌だった。ポイントを(後ろに)寄せて」と外角高めを逆方向へ運び、対応力の高さを見せつけた。

 一方、守備では悔しい場面があった。初回先頭の周東の打球に対し、チャージをかけスライディングキャッチを試みるも捕球できず。一度、グラブにボールが入っていただけに「投手にとって1アウト目は大事。そういうところをしっかりやらないと」と厳しい表情で振り返った。

 「出たところでしっかりやる。いいものが出せるように」と野間。開幕まで余念のない調整を進めていく。