J2北海道コンサドーレ札幌MF近藤友喜が、24歳初戦の必勝を期した。札幌は21日、アウェー・愛媛戦(23日)に向けて宮の沢で調整した。今季5戦目で初勝利を挙げた前節・秋田戦(3〇1)で2点目のゴールを挙げた近藤は、この日が24回目の誕生日…

 J2北海道コンサドーレ札幌MF近藤友喜が、24歳初戦の必勝を期した。札幌は21日、アウェー・愛媛戦(23日)に向けて宮の沢で調整した。今季5戦目で初勝利を挙げた前節・秋田戦(3〇1)で2点目のゴールを挙げた近藤は、この日が24回目の誕生日。仲間やファンから祝福され「まず勝って、いい1年にできたらいいな」と2連勝で反撃ののろしを上げにいく。

 開幕から右ウィングバックを務めてきたが、秋田戦では左に流れ、青木の左クロスに左足を合わせた。前線の選手が流動的に動く岩政大樹監督(43)が目指すスタイルを「それまでは外に張ってないといけないのかなというのがあって、攻守ともに中途半端な感じになっていた。それが秋田戦では運動量やセカンドボールの回収を求められた中でふっきれた」と一皮むけたことを強調。「僕としては単なる1勝というより、やり方の部分で自信につながった試合」と今後への手応えをつかんだ。

 愛媛には群馬・前橋育英高で同級生のDF山原康太郎ら、近藤にとって旧知の選手も多い。負ければ再び最下位転落の危機。「勝ったことで気の緩みが出るようだといい結果にならない。気を引き締めて、自分たちがすべきことをしっかりやれば勝ち点3につながる」とピッチを縦横無尽に駆け抜ける。(砂田 秀人)