過去のオンラインカジノ利用が発覚し、約1カ月間、活動を自粛していたオリックス・山岡泰輔投手(29)が21日、大阪市内の球団施設で問題発覚後初めて報道陣に対応した。「たくさんの方々にご心配とご迷惑をおかけして本当におわびします」などと謝罪。…

 過去のオンラインカジノ利用が発覚し、約1カ月間、活動を自粛していたオリックス・山岡泰輔投手(29)が21日、大阪市内の球団施設で問題発覚後初めて報道陣に対応した。「たくさんの方々にご心配とご迷惑をおかけして本当におわびします」などと謝罪。対応後はチームに合流し、キャッチボールなどで調整した。

 神妙な表情を浮かべ報道陣の前に立った。2月21日から活動を自粛し、3月13日から個人練習を再開していた山岡は「ファンの方、チームメートなどたくさんの方々にご心配とご迷惑をおかけして本当におわびします」と謝罪の言葉を並べた。

 オンラインカジノを利用した当時、山岡は違法性を認識してなかったという。ただ、この日、改めて「(違法性について)分かりづらさもありますが、そういうことを、もうひとつ自分の中で調べたりとかそういうことをしないといけない」と反省の意を表した。

 今回の一連の問題では、NPB所属では山岡だけ名前が公表された形に。公平性に欠ける見方も指摘されているが、山岡は「他の選手がどうこうというより僕自身がやってしまった行動を球団の方と話し合って、そういう結果になったというところ」と自身の行動を鑑みる姿勢を示した。

 活動自粛中の心境は「すごく野球ができないというもどかしさ申し訳なさがありました」と振り返った。チームメートからの連絡もあり「九里さんに電話していただいたんですけど、戻ってくることを待ってるって言われましたし、(石川)亮とかみんなが待ってるから早く帰ってきてくれと」と感謝。活動自粛中は自宅で可能な範囲のトレーニングを行っていたという。

 個人練習を再開させてからはスポーツジムや球団施設で自主練習に臨んだ。今後へ「野球に対する気持ちを『1』から変えて全力でやっていきたい」。この日は約30分にわたりキャッチボールで調整。迷惑や心配をかけた分はプレーで返していくしかない。