「オープン戦、巨人6-2ロッテ」(21日、東京ドーム) ロッテは七回、4番手にゲレーロを投入。剛速球で、スタジアムにどよめきを呼んだ。 2死一塁から丸から空振りを奪った3球目が161キロを記録。さらにファウルとなった7球目は162キロを計…

 「オープン戦、巨人6-2ロッテ」(21日、東京ドーム)

 ロッテは七回、4番手にゲレーロを投入。剛速球で、スタジアムにどよめきを呼んだ。

 2死一塁から丸から空振りを奪った3球目が161キロを記録。さらにファウルとなった7球目は162キロを計時した。「吉井監督からアドバイスをもらって取り組んでいるところ。前の試合で前に突っ込んでたので、もう少し後ろ足に乗ればいいんじゃないかって」と修正した効果を強調した。

 今後に向けて「きょうはドームで投げてて、気温もそんなに下がらないし、ちょっとスピード出たので、これから暖かくなれば、もうちょっとは出るんじゃないかなと思ってます」とさらなる球速増を予告した。

 この日は先頭の中山に中前打を許したが、甲斐、丸から三振を奪うなど後続を断った。建山投手コーチは「相手打線の強いところに行かせたいですよね。八回とか九回とか七回とか、打順もいろいろ流れ、絡みがあると思いますけど」と終盤の勝負所で起用する事を示唆した。

 ゲレーロは自己最速167キロの触れ込みで22年に来日。当時は163キロを記録し、翌年に佐々木朗希が165キロを記録するまで球団最速だった。22年オフに退団したが、今季からロッテに復帰。入団会見で「105マイル(約168キロ)出せたらと思います」と宣言している。