韓国は手痛い引き分け。先制したものの、オマーンに追いつかれた(C)Getty Images 佳境を迎えているサッカー北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選は3月20日、第7節のゲームが各地で行われ、C組首位の韓国代表対オマーン代表の一戦…

韓国は手痛い引き分け。先制したものの、オマーンに追いつかれた(C)Getty Images

 佳境を迎えているサッカー北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選は3月20日、第7節のゲームが各地で行われ、C組首位の韓国代表対オマーン代表の一戦は1-1のドローに終わった。前半に先制した韓国がリードを保ったまま試合を進めるも、80分に同点弾を決められ、ホームでの勝点3を逃している。

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 韓国は今月25日の8節もホームゲームで2位ヨルダン代表と戦う。オマーンに勝利した場合、ヨルダンを相手に連勝を飾れば、自国ファンの前で本大会切符を得られるはずだった。だが、7節での痛恨のドローにより、W杯出場決定は6月の9節以降へと持ち越しとなった。

 この結果に対し、韓国国内メディアは失望感を隠そうとしない。そして同日に、日本代表が本大会出場を決めたことへの反応もみせている。韓国ニュースサイト『nate』では、この日の代表戦のレポートとして、「日本はすでに進出したのに…遠のいたホン・ミョンボ監督率いる韓国代表のワールドカップ本大会早期進出シナリオ」と銘打った記事を配信している。

 同メディアは、自国代表チームのこの日の結果を受け、「3月のオマーン戦とヨルダン戦で連勝し、11大会連続のワールドカップ本大会進出を確定させるという計画は崩れた」と綴っている他、11大会連続のワールドカップ本大会進出の可能性は高いとして、「6月のイラク戦とクウェート戦で勝ち点を獲得すれば本大会への切符を手にすることができる」と指摘。だがその上で、「ただし、低調な試合内容でホームでの本大会進出確定のチャンスを逃したことは、サッカーファンに大きな失望を与えることになりそうだ」と訴えている。

 自国代表が置かれた境遇を論じながら同メディアは、トピックの終わりに日本戦の結果を記載。バーレーン戦の2-0での勝利を伝え、「日本は6勝1分け(勝ち点19)を記録し、グループCの首位を走っている。そして、開催国を除けば最も早く北中米ワールドカップ本大会への進出を決めた」と記している。

 韓国は次節ホームとはいえ、ヨルダンとの上位直接対決であり厳しいゲーム展開となることも予想される。それでも6月の2試合につなげるため、今度こそ勝利は至上命題だ。瀬戸際の戦いが続く中、“アジアの虎”は最大のヤマ場を迎えようとしている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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