◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 初日(21日)◇紫CC すみれC(千葉)◇6668yd(パー72)◇晴れ(観衆4755人)昨年はキャリア最多9度のトップ10入りを果たしたが、2023年「大王製紙エリエールレデ…

足の負担を減らすため10キロ減量もした

◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 初日(21日)◇紫CC すみれC(千葉)◇6668yd(パー72)◇晴れ(観衆4755人)

昨年はキャリア最多9度のトップ10入りを果たしたが、2023年「大王製紙エリエールレディス」以来のツアー6勝目には届かなかった。青木瀬令奈が6バーディ、1ボギー「67」で回って5アンダー単独トップ。「去年は優勝争いがほぼなかったので、初日からいいスタートが切れたのは久々の感覚」と振り返った。

多くのファンをにぎわせた

紫CCすみれCは、千葉県出身の大西翔太コーチが慣れ親しんだコース。「幼少期からよくラウンドしていたので、きょうは“任せて”って力強い言葉をもらっていた」とキャディとしてアシストされた。経験値からライン読みを助けてくれる名参謀が、好スタートを助けてくれた。

青木はラインに応じてパッティングの打ち方を変えるため、普段は「外した時に納得できるから」とライン読みは自分で行っている。グリーンの傾斜が細かいという今週は、「大西コーチの過去の情報を引き出してもらって、その都度教えてもらった」とアドバイスを求めるシーンが多かった。

5アンダー単独首位に「久々の感覚」

ショットに関しても、「自分が(ターゲットを)見たイメージと、意外と逆だったこともあったので」と毎ホールすり合わせながらプレー。前半4番(パー5)で94ydの第3打を1mにつけてバーディを奪うと、5番も140ydを8Iで1m、6番(パー3)はティショットをピン上2mに乗せて3連続バーディを奪ってスコアを伸ばした。

ことしは優勝を狙いたい

昨年11月に両足の種子骨を骨折した。今も痛みが「ゼロではない」。練習ラウンドを控え目にしていることもあって、大西コーチのサポートは大きい。「ショットをしている分には痛くないけど、立ったり歩いているのが痛いので」と、今週も開幕前の練習ラウンドは合計18ホールに留めていた。

2週前の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」は予選落ち。初日の好スタートにまずは安どしつつ、「まだ初日。こういうゴルフをあと2日、しっかりやらないと勝てない」と表情を引き締めた。(千葉県野田市/谷口愛純)