「大相撲春場所・13日目」(21日、エディオンアリーナ大阪) 平幕高安が若元春を突き出しで破り、11勝目(2敗)を挙げて単独トップに立った。結びで大関大の里が関脇王鵬に押し出しで敗れ、3敗(10勝)に後退した。 高安は立ち合いからもろ手突…
「大相撲春場所・13日目」(21日、エディオンアリーナ大阪)
平幕高安が若元春を突き出しで破り、11勝目(2敗)を挙げて単独トップに立った。結びで大関大の里が関脇王鵬に押し出しで敗れ、3敗(10勝)に後退した。
高安は立ち合いからもろ手突きで相手を起こし、右手、左手と突っ張りを計22発。徐々に後退した若元春がたまらず土俵を割った。
高安は「どんどん前に出られた。気持ちのいい相撲でした」と会心の一番に納得顔。入門20年目で悲願の初優勝の大きなチャンスを迎えたが「こういう状況で相撲を取れるのは幸せ。生きているな、という感じ」と独特の表現で充実感を漂わせた。
14日目に高安が勝って大の里が敗れれば、高安の初優勝が決まる。