<国内女子ゴルフツアー:Vポイント×SMBC>◇第1日◇21日◇千葉・紫CCすみれC(6668ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)昨年8月の北海道meijiカップ以来となる国内ツアー参戦となった渋野日向子(26…
<国内女子ゴルフツアー:Vポイント×SMBC>◇第1日◇21日◇千葉・紫CCすみれC(6668ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)
昨年8月の北海道meijiカップ以来となる国内ツアー参戦となった渋野日向子(26=サントリー)が、好位置につけた。
4バーディー、2ボギーの2アンダー70を記録。「3日間やることが目標」と話す中、トップの青木瀬令奈とは3打差の4位タイで好発進した。21年樋口久子 三菱電機レディース以来となる優勝へ向け、首位の背中を追いかける。
「ホントにいいショットが打てた」。最終18番パー5。残り78ヤードからの第3打を、1メートルにピタリとつけた。58度のウェッジで打ったスピンを効かせたショットでバーディー締めを引き寄せ、「耐えながらも伸ばすゴルフができた」と会心の笑顔。「日本でしか見られない景色なので、毎回帰ってくるたびにありがたみを感じる」。大勢のギャラリーが見守ったグリーンを気分良く後にした。
もちろん、慢心はない。約7カ月ぶりの日本ツアーだが、ここ数年はいい思い出はない。「いいところなしのことが多かった」と苦戦を強いられており、優勝は4年前の21年「樋口久子 三菱電機レディース」までさかのぼる。だからこそ「このスコアで初日回れたっていうことはすごくうれしい」とうなずきながらも、目線は冷静そのもの。「私は何かしらやらかすタイプなんで。明日も欲張りすぎずに行きたい」と、気を引き締め直した。
「まだまだショットが緩んでしまったり、ミスもある。明日以降修正したい」。米ツアーを主戦場とする渋野が日本のグリーンを賑わせる。