今週の土曜日は、中京競馬場でファルコンステークス(GIII・芝1400m)が行われます。 昨年のファルコンSは7番人気のダノンマッキンリーが優勝。23年は8番人気のタマモブラックタイが優勝し3着が14番人気サウザンサニー。22年も2着に…
今週の土曜日は、中京競馬場でファルコンステークス(GIII・芝1400m)が行われます。
昨年のファルコンSは7番人気のダノンマッキンリーが優勝。23年は8番人気のタマモブラックタイが優勝し3着が14番人気サウザンサニー。22年も2着に13番人気タイセイディバインが入線するなど人気薄の激走が目立ちます。過去10年のファルコンSでは6番人気以下が4勝を挙げていることからも一筋縄ではいかない一戦と言えるのではないでしょうか。
穴馬が台頭するのは前走の着順や人気などオッズに影響を与えるデータがあまりアテにならないからと言えそうです。過去10年のファルコンSでは前走で二桁着順や二桁人気の馬も上位争いに絡んでいますので、前走の結果や人気などは参考程度に考えた方がいいかもしれません。
また、過去10年のファルコンSはすべて非根幹距離の芝1400mで開催されています。若駒同士による特殊な距離での一戦ということも、波乱傾向を強めている要因のひとつではないでしょうか。今年のファルコンSでも前走の着順や人気に惑わされず、今回の条件に高い適性が見込める馬を中心視したいところです。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
父ノーザンダンサー系で前走上がり4位以下(ただし、前走重賞出走馬は除く)
[0-0-0-8]複勝率0%
該当馬:クラスペディア
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。
上位人気が予想されるクラスペディアが該当しました。
過去10年のファルコンSでは父ノーザンダンサー系の馬が高期待値となっているのですが、前走がオープン特別以下で上がり4位以下の馬には好走例はありませんでした。
父ノーザンダンサー系の馬については前走で上位の上がりを使えていることや重賞のペースを経験していることが好走条件と言えそうです。
該当馬に挙げたクラスペディアの前走はオープン特別のクロッカスSで上がりは4位以下となっていますので、過去の傾向からすると人気でも割り引いて考える必要がありそうです。
その前走でクラスペディアは勝利を収めていますが、7頭立てで終始楽に逃げられたことが勝因と言えます。今回は重賞でメンバーレベルが上がりますし、多頭数で前走のような楽なペースにはならないことを考えると、前走の結果を鵜呑みにはしづらい印象です。人気で配当妙味も薄いとなれば、思い切った本馬を軽視することも一考したいところです。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。