大谷や鈴木といった選手たちの凱旋は大きなにぎわいをみせた。(C)Getty Images 連日トピックとなる大盛況となった。去る3月18日、19日に東京ドームで行われたドジャースとカブスによるMLBの開幕シリーズだ。【動画】「心を開いて」フ…

大谷や鈴木といった選手たちの凱旋は大きなにぎわいをみせた。(C)Getty Images
連日トピックとなる大盛況となった。去る3月18日、19日に東京ドームで行われたドジャースとカブスによるMLBの開幕シリーズだ。
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大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、鈴木誠也、今永昇太という5人の日本人選手が凱旋した影響は多分にあった。13日に両軍の選手たちが来日して以来、彼らの一挙手一投足はお茶の間をも巻き込んだトレンドに発展。MLBのワールドツアーの一環として実現した“興行”は、ありとあらゆるイベントが催されるなど、大いに華やいだ。
まさしくフィーバーが巻き起こった。この日本における野球人気の高さ、あるいは発展の可能性を感じさせた興行の成功は、重役にとっても貴重なマーケティング調査の一つとなった。
カブスの地元放送局『Marquee Sports Network』は「日本野球界は黄金期を迎えている」と断言。「この東京での期間中にファンはオオタニに惹かれ、多くの関心はロサンゼルスに多くの応援が寄せられた。ただ、カブスにとっても特別なものになっている」と指摘した上で、同球団のジェド・ホイヤー編成本部長の意見をコメントしている。
「日本の野球は素晴らしい時代を迎えている。この開幕シリーズだけでも5人の素晴らしい選手がいるという事実は何よりもそれを物語っている。私たちの存在感は素晴らしいと思う。本当にいい2人のスポークスマンを獲得できたと思っている」
カブスも鈴木と今永の存在によって、日本を中心に国際的な声価を高めている。この現実を「素晴らしい」と評するホイヤー編成本部長は、「日本人選手を獲得しようとしているメジャーリーグ球団は、おそらく10、もしくは12はある。必ずしも30球団が同じ選手を狙っているわけではないというのもいい」と断言。日本人選手への人気が高まる市場の変貌ぶりを伝えた。
野球の本場アメリカにも強いインパクトを残した今回の興行。その成功は、文字通り歴史的な価値を生み出したと言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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