陸上男子400メートル障害でパリ五輪代表の豊田兼=慶大=が3月21日、都内で行われた4月から入社するトヨタ自動車の取材会に出席した。 昨年は110メートル障害との二刀流だったが、今年は9月の東京で開催される世界陸上に向けて新たな挑戦を掲げ…
陸上男子400メートル障害でパリ五輪代表の豊田兼=慶大=が3月21日、都内で行われた4月から入社するトヨタ自動車の取材会に出席した。
昨年は110メートル障害との二刀流だったが、今年は9月の東京で開催される世界陸上に向けて新たな挑戦を掲げた。「400メートル障害を専門にやっていこうと思います」と話し、さらに「日本選手権は400メートルもエントリーしようと思います。(世界陸上は)マイルリレーでも出場したい」と新たな二刀流で挑戦することを宣言した。
まず目標に掲げるのは、あと0秒10差に迫った為末大氏が持つトラックの五輪種目で最も古い(01年8月)400メートル障害の日本記録(47秒89)の更新。豊田は「今年中に世界に挑戦していくには、まずはそこを突破したいと思います」と決意を伝えた。
昨夏のパリ五輪は、左足のけがが響き予選敗退する悔しさを味わった。「世界陸上でリベンジしたい」と気持ちを高めた。